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伝達式

 本日、ウッドバッチ実修所の修了証伝達式が行われた。
県内のコミッショナーに見守られ、チーフとビーズをいただいてきました。

 これは、課程を修了したからもう指導方法等勉強しなくていい、というものではない。
むしろ、ここがスタートライン。
学んだことをいかに日々の活動に反映させ、ブラッシュアップしていくかが本当の勝負だと感じる。

 今年はローバーとしての自分が関わる大きな行事が夏までに4つ。
ボーイ課程のビーズを取得したのだが、ボーイ隊指導者として活動することは難しい状況に。
体が一つしかない以上、同じ日に予定がブッキングしてしまったら、どちらかしか取れない。

 また事はボーイスカウトだけではない。
修士課程の二年間で出来る限り各地のいろいろな遺跡・遺物を見て回りたいと考えているところに、様々な役割が回ってくる。
責任のあまり大きくないフリーな立場であれば、なんとか都合をつけて、知り合いから遺跡見学等に声をかけていただいたときに飛んでいけるのに…と思うことも多々ある。

 まず決まった予定に対して全力で取り組むと共に、今後どのように自分がスカウト活動に関わっていくのか、よく考えなければなりません。
「活動はスカウトのためにある」
を、胸に。
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楽しき晩餐

 本日は埋文関係のバイト。
ここのところ一括出土資料の接合を絶賛担当中。
気分は一日中ピースの足りないパズルをやっているかのようである。

 夜は先輩と食事に。
鼎泰豐(ディンタイフォン)という、セントラルタワーズ12Fのお店。
ここの小籠包が絶品。
酢醤油に刻んだ生姜を薬味にいただく。
温かいうちにサックリ完食。
がっつくあまり写真を撮り忘れてしまった。

パイクー麺
 こちらはパイクー麺。
パイクーとは軟骨つきのブタあばら肉を煮込んだもので、この店では油で揚げている。
(味仙だと炒めたものがのせてある模様)
エスニックな風味がして美味。
スープはシンプルな醤油なのだが、これがまた深い味わい。
オススメの一品です。


 これらを肴に考古学についての話に華を咲かせる。
メインは、これからの中世陶器とその生産窯について。
中世陶器界も、いまだイメージ先行のブルーオーシャンが広がっている模様。
先輩のこれからの研究に大期待。
有意義で楽しい時間でした。

テーマ : 中華料理
ジャンル : グルメ

春休み

 先日レポートを出したため、大学院生の特権、長い春休みへ突入。
とはいえ、今までも講義があまりなかったため、あまり変わらないわけですけどが。
でも考古学以外の講義がなくなり、時間をそちらに当てれるのはよいことです。
ここのところドタバタしていて止まり気味だったアレやソレを動かすとしましょう。
また院のホームページもコードを綺麗に書き換えたいところ。
学びたいことが多いです。

テーマ : 大学生日記
ジャンル : 日記

小中学生考古学研究コンテスト

 山梨県の子供たちの考古学が熱い。
県立考古博物館が「考古学研究コンテスト」を大開催したようだ。
その受賞作品がニュースになっていたのでご紹介。

  最優秀賞(個人) 「竪穴式住居の住み心地」 (中2)

  最優秀賞(団体) 「地域の歴史を見つめよう」 (小6)

  受賞作品の一覧はこちら

 中学生で竪穴住居を作った研究はすばらしい。よい実験考古学です。
全応募作品は2月22日まで展示されている模様。
ニュースにも取り上げられ、多くの人に考古学に興味を持ってもらう手法として、コンテストは有効なようです。

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

研究史の必要性

 自分が卒論を書いていたときにはイマイチしっかり書く必要性を感じなかったのだが、院生活を過ごす内に評価がガラリと変わったのが、研究史。
入学してから卒論を見直した理由の大半は研究史を確認するためといっても過言ではない。
いったい何のために見直したというと、実は専門外の人に自分の研究を説明するためであったりする。

 自分の研究分野において鍵となる研究が発表された年を調べるのに、卒論で書いた研究史が意外と使える。
研究方法は頭の中に入っていてもその論文が世に出た年まで覚えておらず、大体何年ぐらいとわかっていても、いざ正確な年が必要となるとそれが載っている本を探すのに一苦労することになる。
だが卒論ならば自分のパソコン内に保存されており、散々苦労して書いた文章なので欲しい情報がどこにあるのかサッと見つけられる。

 先行研究を調べ研究史を書く行為は、その分野に関して一通りの研究の流れを把握した上で、その中から問題点を探し出して研究テーマを考え、それは研究史の中でどこに位置づけられるのか、どのような意味があるのかを考えるものだと思っていた。深く理解するためには、避けては通れない。
しかしそれだけでなく、情報が自分がアクセスしやすい位置にまとめられているという点がとても便利に感じた。

 今から思えば、もっと苦労してでも研究史を充実させるべきだったと感じるが、それと共に、当時の自分の状況で先行研究を研究しても、理解するための現地(遺跡)のイメージが足りず、結局滑ったものになったのではないか、とも思う。
こうやって過去の自分の至らない点に気がつくことも自分が成長した証なのだろうか。

テーマ : 思うこと
ジャンル : 学問・文化・芸術

センター試験問題から考えた北海道

 先週行われたセンター試験の日本史Bの問題をチラ見しました。
その中に目を惹く問題を発見。
それは 第1問 問3

②13世紀には蝦夷地にも鎌倉幕府の支配が及び、貝塚文化が消滅することとなった。

という設問中の選択肢。

 なぜ惹かれたかといいますと、北海道の13世紀は一つの画期にあたると考えられているからです。このころに擦文からアイヌへ時代が変わると言われています。
アイヌの起源の問題は以前からよく話題にのぼりますが、正確な年代はわかっていません。
なぜならアイヌが文字を持たない文化だからです。
 13世紀に鎌倉幕府が開かれたことがわかるのは、それを記した文書があるから。
文字資料がなければ、弥生時代のように文字を持った国の資料から読み解くか、土器等の編年を作成して時代・時期を考える必要があります。
 時代・時期区分によく利用される土器編年ですが、擦文時代終末期以降というのは土器があまり作成されなくなり、編年を組み立てるのが難しくなっています。
そのため大雑把にしか年代がわかっていないのです。

 さて、問題の答えは

③17世紀になると蝦夷地では、松前藩がアイヌとの交易権を家臣に分与する商場知行制がとられた。

です。
 ②の選択肢は、鎌倉幕府はそもそも蝦夷地支配をしておらず、貝塚文化は沖縄の文化なので間違い。
選択肢内の蝦夷地を沖縄にしてやると受験生を引っ掛けやすかったのではないだろうか(貝塚文化消滅は12世紀中頃)。

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

巻き込み事故注意

 通学は自転車で駅まで向かう私。

まさかの巻き込み事故に遭いました。

続きを読む

テーマ : 大学生日記
ジャンル : 日記

防災&ボランティアフォーラム2009

 先日、金山にて防災&ボランティアフォーラムが開催。
盛況の中、降雨のため15時撤収と相成った。

 私がいたブースは「災害時に役立つロープ結び」がテーマだったので、覚えやすくて簡単な「もやい結び」と「巻き結び」を指導。
「もやい結び」は輪っかを作る結びですが、その輪っかがロープを引いても大きくなったり小さくなったりしないのがポイント。ロープで吊り下げるときに利用される。
「巻き結び」は杭などに巻きつけるだけの結び方だが、一方から力が加わっている(引っ張られている)かぎり解けない結び方。柱に巻きつけて、下に降りねばならないときに利用すると良い。
 ブース来訪者は、用意していた結び方のプリントの残り具合を見る限り200人程度だった。
いろいろ反省点はあるものの、無事に終わってよかった。
来てくださった方々、ありがとうございました。

 さて、このイベントにて、とても久しぶりに聞く声があった。
防災クイズをステージにて開催していたのだが、その司会があの「天才クイズ」の博士役の声の人だったのである。
○か×かの帽子ではなく札を挙げる形式ではあったが、BGMも番組のものがかけられており、とても懐かしかった。
これからも活動頑張ってください。

人骨講座

 本日は大学でセンター試験が盛大に行われていた。
それをすっかり忘れていて、門のところの人だかりに驚いた。
ここのところセンター当日には雪が降るのが定番だったが、今年は降らず。
でもとても寒い試験日と相成りました。

 そんな中、我が研究室では学部生相手に人骨の見方の基礎講座を盛大に開催。
7人+αの参加者で、約1時間半と短い時間ながら実際に遺跡から出た人骨を用いて、男女の区別・年齢査定の方法について学びました。

0901人骨講座風景

 人骨の見分け方について簡単に記すと…

男女の区別
1.骨盤の大坐骨切痕の角度が、60度ぐらいだと男、90度ぐらい開くと女。
2.目の上の骨(眼窩上隆起)が出ていると男、出ていないと女。
3.側頭部の乳様突起が大きいと男、小さいと女。
4.おでこの立ち上がり具合が、だらだらと斜めに立ち上がると男、垂直近くに立ち上がると女。

 とはいえ、2の乳様突起による男女区別は基準がヨーロッパ人のため、日本人に当てはめると全員に女になってしまうという罠がある。
ヨーロッパでは男女差がはっきりしているが、日本では全体的に小さい上にはっきりと区別できない。
また3・4共に個体差が激しく、あまり正確ではないのが現状。
確実に男女の区別ができるのは、1の方法。
これに関しても時代差があるため、判別の難しいものもある。
しかし難しくても、骨盤がちゃんと残っていたら男女の区別をつけねばならない。

年齢査定
1.歯の生え方で判定。
 ①乳歯ばかり(6歳未満)
 ②6歳臼歯が生えてくる(6歳以上12歳未満)
 ③12歳臼歯が生えてくる(12歳以上18歳未満)
 ④18歳臼歯(親知らず)が生えてくる(18歳以上)
2.頭蓋骨の縫合具合(頭蓋骨はいくつかの骨に分かれており、成長と共にくっつく)。

 こちらも正確なのは歯の生え方で、頭蓋骨の縫合は若い人でもしっかりくっついていたりするため、当てにならない。
というか、当てにしてはいけない方法である(参考程度でしかない)。
 歯の生え方に関しては、どの程度の生え具合かでもっと正確に年齢査定ができる。
それでも親知らずまで生えそろってしまったら、あとはもう一緒なのでわからないのですがね。
歯の磨り減り方で見る方法もありますが、縄文時代等の古い時代の磨り減り具合は相当激しいため、判断は難しいです。近世ならまだ利用できるはず。


 さて発掘現場で人骨が出てくると、事件にあった遺体だと困るため、警察を呼ぶことになっています。
そこで事件性の有無を確認する…わけですが、この人骨の性別は男で、17歳ぐらいで、栄養状態はあまりよくなく、10歳ぐらいに大きな病気をしている…等々、形質から得られる所見をウチのドンが述べたところ、警察に不審の目で見られたという逸話が残っております。
 また飲み会等でこの話を披露し、女の子のおでこは垂直近くに立ち上がるんだよ~とか乳様突起が~とか言いながらタッチすることは可能ですが、その後どうなっても当方は責任を持ちませんのでご了承ください。

テーマ : 研究者の生活
ジャンル : 学問・文化・芸術

初投稿

携帯メールで初投稿。
きちんと書き込みされるでしょうか。

本日は朝は始発の次、夜は終電の一つ前の新幹線で行動。
千葉の国立歴史民俗博物館まで勉強をしに行ってきました。
歴博滞在時間と移動時間はほぼ同じ。
得られる経験値は膨大。
学んだ事を忘れないようにしないといけません。

帰還

 雪のため飛行機が遅れるトラブルはあったものの無事帰着。

白い函館空港

多数の方々のお世話になって様々な資料を実見させていただき、非常に勉強になる旅であった。


 ところで函館空港には、一部出土資料を展示しているスペースがある。

函館空港展示

 空港という人の目につきやすい場所に展示をするのはよい発想だと思います。
地元の人も旅行者も通るという点で、幅広い層に見てもらえるのではないか。
珍しい遺物も展示されているため、一度は見に行くと良いですね。
 しかし直射日光がガンガン当たる場所に展示をするのはいかがなものかと。
貴重な遺物なのだから、公開だけでなく保存にも配慮が欲しい。


鹿バラ肉の石焼ビビンバと金森ビール

 本日のお昼は、函館ビヤホールにていただいた鹿バラ肉の石焼ビビンバと金森ビール。
鹿肉は獣臭く思われているという話を聞くが、そんなことはなく、歯ごたえがあっておいしい。
金森ビールも普通のビールとは違った香りと味を楽しめました。

八雲町の貝塚調査

 本日は八雲町に移動し、夏に発掘された浜中1遺跡から出土した貝塚の資料の整理をお手伝い。
続縄文時代の恵山期のもので、見た限りではオホーツク文化の構成よりも縄文時代の構成に近いそうな。
しかし近くには絶好のウニ採集場があるにもかかわらず、貝層中にウニ破片が含まれていないのが不思議。
ウニの採れる時期にこの貝塚が作られなかったのか、ウニは別の場所に捨てていたのか、食べなかったのか…。
報告書は今年度末に絶賛発売予定。

 そして八雲町で思いがけない資料に出会う。
モヨロ出土骨斧1
道南の八雲町から遠く離れた道東の網走市のモヨロ貝塚出土の骨斧。
モヨロ貝塚の初期の発掘の終わった昭和30年ごろに、地元の人が持ち帰ってきたという品。材料は鯨。
モヨロ出土骨斧2
かなり使い込まれており、先端部は磨耗が激しい。
 まさかこんなところであのモヨロの資料に出会うとは思いもしなかった。
遺跡から散逸したものの無事保護され、良き哉良き哉。

 またここにはなかなかお目にかかれない機械が導入されている。
ビジョンドラフティングシステム VD-Ⅰ ビジョンドラフティングシステム VD-Ⅱ
第一合成という考古学関係の道具類を販売している会社の、ビジョンドラフティングシステムという実測補助機械。
遺物に向けたカメラの画像をモニタに映し、そのモニタにはシャープペンに相当する点が設定されており、シャープペンを動かすとカメラも移動するので、画面上の画像をなぞっていく感覚で実測図が描けるというシステム。
写真の左側は主に土器用、右側は石器用とのこと。
このような機械があるとは知らなかった。
ちなみにお値段、購入は百ン万円。リースという手もあるそうです。


パリジャンハンバーグ
 お昼は向こうの学芸員の方に連れられて、おいしいと評判のイタメシ屋へ。
八雲牛&八雲豚を使用したハンバーグが看板メニューとのことで、パリジャンハンバーグを注文。
パリジャンの所以はクリームソースとチーズ。
味は濃厚でくどいぐらいだったが、意外にパクパク食べてしまった。
クリームソースとチーズではあまり味にインパクトがなく、スパイスやソースをかけたくなってしまったが、結局かけることなく完食。
…今この記事を書くために味を思い出しているわけだが、インパクトがあまりなかったにもかかわらずなぜか食べたくなってくる不思議な味のハンバーグであった。
また器もきちんとした鉄で作られているようで、食べている間ほとんど冷めなかった。
お店の雰囲気もよく、今度来る機会があれば是非寄りたいと思える店であった。

戸井貝塚資料見学

 本日より函館入り。
戸井貝塚等の旧戸井町内の遺跡の遺物を拝見させていただく。

縄文前期サイベ沢Ⅱ式    人面付土器

 戸井町は北海道でも本州に近い場所に位置し、その文化はかなり東北地方に近い様相を示している。
円筒式土器という縄文時代に作られた土器群を見ても、道東のそれとは違っている。


青龍刀形石製品

 大量に出土した遺物の中には、青龍刀の形をした石製品も含まれている。


北海道式石冠

 北海道ではよく出土する石冠も展示されていた。
底面がツルツルに磨耗したものが出土する。
 これは院の先輩の修論によれば、磨耗した状態とは既に用済みの状態なのだそうだ。
最初に石をかち割って石冠を作ると底面が凸凹しており、その凸凹の状態のほうが木の実等をすりつぶしやすいという実験データが得られている。
そしてすりつぶすうちに凸凹はなくなり、すりつぶしにくくなった石冠は捨てられる、と。



函館蝦夷地定食

 夜は函館の名物を賞味。その名も『蝦夷地定食』。
新鮮ないかソーメンは歯ごたえは硬いがうまい。
じゃがバターに塩辛を乗せて食べるのが函館流。バターに塩味がクセになりそうである。
いくら丼の上に刺身の鮭を乗せて親子丼も堪能。
良い味でした。

雪山登山

 本日、養老山系の笙ヶ岳へと登山に行ってきました。
雪山登山が目標で、昨日からの寒波のおかげもあって頂上付近は15~20cmぐらいの積雪があり、大いに楽しめました。
冷え切った空気の中、足跡のない雪道を歩くのが心地良い。

0901笙ヶ岳1
笙ヶ岳の頂上より


 頂上付近でも風はあまり吹いておらず、あまり寒い思いをしませんでした。
アウターで着ていったのは、福袋で手に入れたフェールラーベンのG1000フィールドジャケットですが、暑くてシェル(着脱可能なインナー)を取って登っていました。
中は長袖シャツ一枚。
それでも汗を少々かくぐらいで、快適に登山できました。

0901笙ヶ岳2
養老から名古屋方面を望む

 濃尾平野を一望。
名古屋のセントラルタワーズや伊勢湾が見えました。
普段気にしていませんが、こうやって眺めると見事に海まで平らなことを実感します。

テーマ : 自然の写真
ジャンル : 写真

魚骨分類と遺物の撮影会

 院の仕事の魚骨分類、クロスチェックを一部受けました。
それなりにできてはいましたが…壊れた椎骨破片の誤認率が高かったという結果に。
 自信がないといっていたニシン・アイナメは、標本を借りて分類しなおしたところ、ニシンと分類したところにかなり別種が入っていたことが判明。
クロスチェック前にもう一回見直せてよかった。


 今日は学部の報告書作成のお手伝い。
一昨年掘った窯から出てきた甕・片口鉢・山茶碗を撮影。
去年からカメラを弄る機会がポツポツあったため、それほど苦労なく撮影できた。
しかし自然光で撮影したため、今日の曇天時々雨のなかではISOとシャッタースピードの設定が煩雑だった。
調整してみたものの少し暗いショットが多いため、撮り直ししないといけません。
 こちらの報告書は作成が順調に進んでいるようで、去年の宿題がでるような忙しさにはならない模様。
優秀な後輩がゼミを支えていて良いことです。

魚骨分類

 年末から取り掛かっている魚骨層ブロックサンプルの分類が、部位ごとに分ける作業から具体的な魚の名前へと分類していく段階に入りました。
先生からは、「まずサケ・ニシン・ウグイの椎骨を抽出してください。明日まで。できれば今日の夜までに」と、昨日言われまして。

………

 ついさっきお昼前に分類終わりました。
さすがに「昨日の夜まで」にはできませんでした…力不足。
このあとクロスチェックをしていただきますが、どれだけ間違えているのか…不安です。
特にニシン(と分類した椎骨)が多くて、明らかに違うのも混じってるよなぁ…と言うのが正直な思い。見本がきっちりした一個体ではないニシンしか手元にないため、同じような大きさのアイナメらと比較ができず、苦労しました。
昨日のうちに借りておくべきだった。
このあと標本お借りして、もう一度見直したいところです。

仕事(埋文関係)始め

お役所仕事につき、本日がバイト@埋蔵文化財関係の仕事始めでした。
気がつけばもう月曜日なんですね。
正月の間、曜日を意識せずひたすら魚骨の分類を行っていたので、新しい週になった感じがまったくしません。

バイトの方は、新たに土師器の破片を接合する作業へと移行しました。
接合とは、割れて出土した土器片を集めてくっつけて復元する作業のことです。
今見ている資料は、同じ土坑から出土した一括資料なので、くっつく可能性は高い…のですが…盛大に接合しません。
似たような破片ばかりで、形や断面を眺めてどれとどれがくっつくか予想して接合していく方法は既にあきらめました。
現在、片っ端から接合していけばそのうちどれかと接合するだろうという数撃ちゃ当たる戦法を取っています。
効率が悪くても、ひとつずつ接合させていけば、いつかは終わるはず。

ピースは足りず、何個体あるかもわからない3次元土器パズル。
新年早々、根性が必要なようです。

大学での動き方を考えてみる

・大学について思ったこと

 ここのところ盛んな大学についての意見を読んだ感想とか。

■大学ってもっとすごいところだと思ってた。

なんかこう、毎日が発見に溢れていて大学じゃなきゃ知り得ないことがたくさんあって・・・
そんな素晴らしい世界だと思っていたのに・・・。


 残念ながらそんな素晴らしい世界ではありません。
専門性を身につけることができる場所ではありますが、身の置き場を間違えると、「なんとなく大学で勉強してました。」ということになってしまいます。

■東大に伝わる「秘伝」とは

実は、東大に伝わる「秘伝」は、この正反対。
研究や勉強は自ら「学ぶ」ものだ


■大学で秘伝を習うたった一つの方法

大学生以上の勉強は、受動的だと非効率なのだ。なぜならみんなは優しく教えてくれないのだ。


大学で学びたいなら、自分がどうなりたいのか、何がやりたいのかという目的意識が重要。

 目的がはっきりしていれば、少なくともどの学科でどのゼミに進みたいのか決まっていれば、1年生のときから■文系における講義の重要性を参考に勉強すればいいと思いました。
正直、もう一度大学をやり直せるとしても、ここまでやる自信はありませんが。
 それ以外にも、大学ではない場所でも自分が勉強できる場所は見つかるし、そこに身を投じれば専門性(スキルとも)が高まると共に視野が広がります。
自分の専門の考古学の話ですが、発掘現場を数多く経験し、遺物を数多く見てこその分野のため、大学の勉強だけでは即戦力の専門性は身につきません。経験が足りなさ過ぎる。
この経験値に関しては、年を重ねるごとに自覚していく。
過去の自分がいかに視野が狭かったことか…。
 また外から眺めることができるため、大学だけの勉強っていうのは、危ういもんだってのが見えてきます。
その辺は、■大学はすごくないけど、大学生って身分はすごいと思うのような体験をするともっと痛切に感じるのかなぁ。
 あと大学という場については、■大学ってすごいところだよと、■大学という場のエントリにうなずきつつ、この効能って院生まで行くと痛感するなぁと思いました。


・普通の大学のススメ

 感想だけで終わってしまってはおもしろくないので、自分の大学時代の経験から一言。

 他のエントリでは高ランクのお話が多いみたいですが、あえて、「意外に普通ランクもいいですよ~」ってのがこのエントリの主題だったりします。
普通の大学は、卒業には必要だけども興味のない単位を取りやすいため、多くの時間をやりたいことに使うことが可能です。
いや、自分が高ランク行ってないので、イメージでしかないんですけれども…。

 ぶっちゃけた話、大学の成績は絶対評価といいつつも、講義を受けている人のレベルを考慮したうえで成績を決めることが多いため、「見かけ上の絶対評価」=「実質的に相対評価」であることが多く、ある程度のラインをクリアすれば簡単に良い成績は取れるのです。
なので、自分と同じレベルの人ばかりのなかで手を抜けば下位になる可能性が高いですが、自分より少し落ちる人のなかなら、手を抜いても上位になれます。
その意味では、高校までで積み上げてきた勉強量というのは、重要なのかなと思います。

 そのカラクリに気づけば大学では少ない勉強量で良い成績が取れますし、あわよくば特待生(奨学生)として授業料免除等の恩恵に与ることができます。
正直、バイトなんかするよりよっぽど簡単に稼げると思います。
授業料免除って、文系の私学なら約100万稼ぐようなもんですからね。
扶養家族でいるための限界近いもしくは超える金額を、税金かからずに。
またそれ以外にも返還義務のない奨学金というのも探せばあります。
こちらは小論文試験が課されたり、研究成果が必要だったり奨学金によってまちまちですが。
大学にはこういったバイトではない稼ぎ方というのもあります。
私は凡人だったため特待生になることはできませんでしたが…単位で苦労することなく大学卒業できましたし、ありがたいことに奨学金もいただけました。


・結論

「卒業のために必要な単位に関しては楽をして取得し、浮いた時間やお金を自分がやりたいことに関して注ぎ込めば良い」

 ただし、がっちり勉強したい人にとってこの方法は、自分が専門的に学びたいと思う専門を担当する教授が、その道の専門であることが条件。
もし大学のランクが普通だとしても、教授のランクが高ければ、そこにはいろんな情報が集まってきます。
なんだかんだいっても、教授の専門性と認知度(一般世間・専門世間問わず)は重要です。

仕事(院)始め

 仕事(アルバイト)始めは5日の月曜からですが、それより一足早く大学院での仕事開始。
昨年末からとある遺跡のブロックサンプルの分析が入り、年末年始はずっと一次分類に追われておりました。

少し説明すると…
 ブロックサンプル法とは、主に遺跡の貝層や魚骨層において、貝や魚骨の残りの良い部分を定量的に取り出してきて、そのサンプル中に少なくともどの種がどの位の量含まれているかを調査し、それを基に遺跡に埋蔵している貝や魚骨の全体量を類推する方法です。
 例えば貝塚ならば、本当は遺跡に含まれる貝層を全て持ち帰り、どの種がどの程度含まれているか調査すべきですが、金銭的にも時間的にも現実的ではないため、遺跡から切り取った一部分から全体を考察するこの方法がよく採用されます。
 一次分類とは、採集してきたサンプルの中には、種を確定するのに必要な部分とそうでない部分があるので、それを分ける作業のことです。
遺跡からそのまま切り取ってくるため、層の構成のほとんどが魚骨ばかりの魚骨層であっても、貝や哺乳類の骨、黒曜石のチップ等いろいろ入ってます。それもざっくりと分けてしまいます。
 このあと種ごとに分けて、個数を数えていくわけです。
その個数から、サンプル中には最低何個体が含まれているのかを求めます。

 魚骨がメインのブロックサンプルの分類は初めてのためかなり時間がかかってしまいましたが、篩に残った分は締め切りだった今日までに分類が終わり、ちょっと一息。
先生にクロスチェックしていただいていますが…結果を聞くのが怖いです。 

福袋

 考古学というアウトドアな分野に身を置いている私としては、アウトドアブランドの初売り福袋が気になって仕方がなく…
今年はついに買ってきてしまいました。
お気に入りのフェールラーベンという、キツネのロゴのブランドの福袋\10500。
アウターとインナーとズボンと靴下となかなかお買い得なセットでございました。
パッと見、スキーウェアっぽいアウターだけで約\20000ですからね…。
日常で着るにはちょっとアレなので、現場へ行くときにでも使いたいと思います。

テーマ : 大学生日記
ジャンル : 日記

ブログ開設

 新年明けましておめでとうございます。
大学院のHPの管理をすることになったついでにブログも開設しました。
日々の雑記から考古学関係まで雑多に書いていきたいと思います。

テーマ : 大学生日記
ジャンル : 日記

プロフィール

N雑

Author:N雑
動物考古学専攻の大学院生。
様々な時代・分野に首を突っ込んでいます。
メインはオホーツク文化。よく北海道に出かけています。
ボーイスカウト活動にも携わっています。
お酒が好きです。

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