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センター試験問題から考えた北海道

 先週行われたセンター試験の日本史Bの問題をチラ見しました。
その中に目を惹く問題を発見。
それは 第1問 問3

②13世紀には蝦夷地にも鎌倉幕府の支配が及び、貝塚文化が消滅することとなった。

という設問中の選択肢。

 なぜ惹かれたかといいますと、北海道の13世紀は一つの画期にあたると考えられているからです。このころに擦文からアイヌへ時代が変わると言われています。
アイヌの起源の問題は以前からよく話題にのぼりますが、正確な年代はわかっていません。
なぜならアイヌが文字を持たない文化だからです。
 13世紀に鎌倉幕府が開かれたことがわかるのは、それを記した文書があるから。
文字資料がなければ、弥生時代のように文字を持った国の資料から読み解くか、土器等の編年を作成して時代・時期を考える必要があります。
 時代・時期区分によく利用される土器編年ですが、擦文時代終末期以降というのは土器があまり作成されなくなり、編年を組み立てるのが難しくなっています。
そのため大雑把にしか年代がわかっていないのです。

 さて、問題の答えは

③17世紀になると蝦夷地では、松前藩がアイヌとの交易権を家臣に分与する商場知行制がとられた。

です。
 ②の選択肢は、鎌倉幕府はそもそも蝦夷地支配をしておらず、貝塚文化は沖縄の文化なので間違い。
選択肢内の蝦夷地を沖縄にしてやると受験生を引っ掛けやすかったのではないだろうか(貝塚文化消滅は12世紀中頃)。
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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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N雑

Author:N雑
動物考古学専攻の大学院生。
様々な時代・分野に首を突っ込んでいます。
メインはオホーツク文化。よく北海道に出かけています。
ボーイスカウト活動にも携わっています。
お酒が好きです。

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